宮崎 コテージ ゆすの木(道を作った人々、Dream Chaser海神。)

彼との最初の出会いは、十数年前、神戸から釣りで修行で来ていた島野浦、大黒丸に乗船したのも理由がある。何年も通い、良型には縁がなかった。この日の瀬渡しには、丸バエに9人は居ただろうか? この日の潮は動かず、またもや釣れない状況だ。瀬の廻りにはゴミ、藻、海の色も悪い。「あぁ、今日も握りか?いや諦めたらアカン、折角、遠路来たのだから。!」やがて10時過ぎ、弁当船が来た、この狭い瀬に、また一人下船?「どこで釣るのだろう?」下船するなり、彼「ここ入っていいですか?」どう見ても釣れない場所。!弁当を食べながら新参者の釣フォームを見て驚いた、潮を読んでの糸の張りが素人ではない上級者だ。仕掛けまでもがこれまで見たことの無い繊細に張りを創れている,,,初見の構え。「もしや?」やはり、その日の納竿で釣れたのは、彼だけだった。それも良型を揃えて。釣りの気迫、情熱、技術や技量、完敗だ。!徳島、三重、和歌山と毎週行っていた釣りも減らし、彼の家に1年に何度も通った。人間、海のことなど数%も解っていない。でも、彼らの経験の中には、諦めの釣りは無い。海は、輝きながら、果てしない営みを繰り返している。たかが釣り、されど釣り、達人たちの輝きに、何事にも通じる道を見た気がした。そんな彼は延岡磯研に所属している。今日はBBQで来てくれたことに感謝します。そして又一緒に釣りが出来ることを願って。




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