宮崎 コテージ ゆすの木 (青は藍より出でて藍より青し)

昔、旅した美馬市の脇町には、うだつを上げた町並が続く。漆喰とのバランスが絶妙だ。藍染から養蚕で栄えた街。人は心も、喜び、悲しみ、恋しさや苦しさに染め上げられるたびに、深みを増すように藍染めも、濃く、深くなっていく。そう、混ざり気のない純粋な色もきれいですが、何度も染め上げられた、深い濃紺の色には、吸い込まれるような奥深い魅了を感じる。染めと、失敗を繰り返すもの作り。日本の彼らの染まりゆく思いこそ魅を上げるのです。