宮崎 カフェ ゆすの木(定跡を捨てた釣師)

海を見つめ、視界180℃の視野には、天候、潮、風、波、色、温度どれもが必用な要素であり、あたり前だったテクニック。各地の海を周り、いろんな戦術、戦略で挑んできた時代が懐かしい。 宮崎に戻って雑用や仕事に追われ、2011、1、、25で釣りは終わった。 あれから2年、釣りは夢でよく見る。どんな戦術、戦略よりも直感がモノをいった時代。(定跡を超えたところから本当の勝負が始まる、、、いつも最後の決め手は“情熱“)だった。結局、釣りでは作戦なんて役に立たない。海に立つ前に作戦を前日から練っても、自分で描いたビジョン通り進まない。自然の相手は、必死で釣り手の一番都合の悪い方法で生息している。釣れなくても悲しみは半分、釣れた喜びは2倍だ。ある程度まで基礎知識なことも、そこから先は未解決の未知の分野、つまり過去のデーターとかに頼るんじゃなく、頭で考え次の手を決める。そこからが、本当の釣りの面白さだ。運やツキなんて信じない。、、、、その過程でいいものを残せたらいい。昨日、そんな折、香港のヘイさんが釣りをしたいと言いだした。2年ぶりの釣りの道具全てが錆だらけ、釣りのズボンのチャックのファスナーも釣りバックのファスナーも靴も壊れた状態で出かけるしかない。こうして出かけた昨日の地磯。やはりミス連発、バラシ連発。さあ、ヘイさんの釣った小さなベラに、唯一私が釣れた目仁奈と、仁座鯛の貧果の刺身。 さあ、これからの新しい青春のスタートだ。